パッシブデザインから考える空調の流れの工夫

パッシブデザインとは、受動的に太陽や風といった自然エネルギーを取り入れ、省エネルギーで快適に住める事です。
ここからわかるのは、パッシブデザインの上手なところは太陽の光を温暖に変えたり自然に流れるかぜを味方にして快適な住まいにしてしまいます。
その中でも自然の風をうまく取り入れているシステムや住宅の中の空調の流れをどのように工夫して出来ているのか解説していきたいと思います。

□吹き抜けリビングの空気の入れ替え

室内の空気の流れは非常に複雑になっています。
ほとんどの住宅には個室がたくさんあるはずなので余計に空気の流れはややこしくなります。
しかしながら、パッシブデザインは窓に高低差をつけたり対角線上に窓を配置することによって部屋の中の空気をコントロールすることができるのです。
対角線上や高低差のある窓を実現する方法として、吹き抜けリビングに大きな窓をつけて2階部分の対角線上にもう一つ窓を作るのが主流になっています。
これは重量木骨といった建築で大きな窓を作ったとしても耐震には比較的強い構造が流行ってきているのも要因の一つです。
吹き抜けのリビングに大きな窓を設けることで熱い空気は上昇して行くので上の窓から逃げてさらに涼しい風が吹き込んでくる夏でも冷房いらずの部屋が完成します。

□窓を対角線上や高低差をつけておく理由

吹き抜けのリビングでは対角線上に窓をおく理由が対角線に窓を設けることで風通しをかなり良くするものだと解説しました。
しかし個室の場合、吹き抜けリビングほど大きな空気の循環を起こすことは比較的難しいです。
そこでパッシブデザインでは、個室同士の壁やその個室を挟む廊下の上の方の壁に高窓をつけることによって吹き抜けのリビングと同様の対角線の窓が出来上がるので風通しが良くなります。
ドアを開けるわけではなく高窓を開けることによって風を送るので家族間のプライバシーを保ちながら空調の流れをコントロールすることができます。

□最後に

今回は、パッシブデザインを取り入れている住宅の自然の風をうまく取り入れているシステムや住宅の中の空調の流れをどのように工夫して出来ているのかを解説してきました。
他にもパッシブデザインには太陽の光のコントロールや、断熱性や、気密性のメリットがあったりします。
今回は風をどうやってコントロールして空調を工夫している解説だけでしたが皆さん一度パッシブデザインの住宅をご検討してみてはいかがでしょうか?

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